「常識はずれ」の未来 | 日々考察コラム

2016.01.19

 
 
「狂言」とは、滑稽さを劇化したもの、つまり「常識をはずれていておかしいさま(大辞林)」を伝えるものと考えられます。
 
もし現在が狂言の世界なら、ここ最近の「常識はずれ」の原油安をどうおもしろおかしく伝えてくれるのだろうかと気になります。
 
2016年1月17日発行の日経ヴェリタスによると、「原油安加速に市場動揺」の現状のなか、「ダウ工業株30種平均は週間で約2%下落」したなど、「通常」とは言い難い状況が続いていることが紹介されています。
 
こういったニュースは、企業の経営者として悠長に眺めていられるものではありません。円高にも波及し、相場が乱高下するなか、今までどおりの経営を続けるだけでは乗り切れない事態が発生するかもしれないと、「当事者」として注視すべきでしょう。
 
「今までどおり」が通用しない可能性があれば、「常識はずれ」と思われることも試してみる必要があるでしょう。
 
例えば、海外取引は有効か、もしくは内需が増えるのでは、ほかにも、社員のやる気を引き出すことが重要だったり、会社を一気にピカピカに掃除してみると見えてくるものもあったりするのでは、と「今まで」を見直す機会だという「合図」とも考えられます。
 
狂言が伝える「常識はずれ」なこととは、決してウソや偽りだということではないでしょう。経営者が古典芸能に触れることでわかるのは、「今まで」の伝統だけではなく、まだわからない「常識はずれ」の未来かもしれません。