「判断力」が問われる「心」について | 日々考察コラム

2016.05.11

 
 
判断せずに行えることとは? 少なくとも、経営上当てはまる状況はないと言えるのではないでしょうか。
 
一つひとつの状況において、最適解を手に入れるために選択肢を選別しながら、必ず何か一つの「実行案」を決めなければなりません。さらに「決めた」ものが本当に正しかったのかどうかは、やはり「判断」しなければわからないでしょう。
 
「決めた」後の状況によって、また新たな選択肢が現れ、選別し決定する。私たち経営者にとって責任重大の作業ですが、限りなく理想に近づけるようにと、一つずつこなしていきたいものです。
 
技術の「効率化」も、数ある選択肢を選別して絞り込み、より社会に役立てられる「最適解」を判断することで達成できるものと考えられます。
 
2016年5月8日発行の日経ヴェリタスでは、「その活用は医療の効率化のカギを握る」とされる「後発医薬品」について、「日本は28%どまり」である「医薬品市場における後発薬のシェア」を、国ごとにグラフで示しています。
 
競争が起きることで淘汰された技術がさらに発展することを重視すれば、特許を持つ1社のみが製造・販売するよりも、さまざまな特徴を持った医薬品を複数の企業が開発することが望まれるでしょう。
 
しかし、今日それらの数ある後発医薬品の中からどれを選択するかは、患者に委ねられています。
 
ここでもまた「判断力」が問われますね。成分が同じだとされる複数の後発医薬品の特徴を比較しながら、患者としての自分の判断に基づいてどれを処方してもらうかを「判断」することで、販売した企業の淘汰が進むきっかけにもなると考えられます。
 
後発医薬品を製造する企業は、「安さ」だけではなく他にどんな「特徴」を訴えれば生き残れるかが問われることにより、今後の「判断」が重要になるでしょう。
 
一個人としても経営者としても、つねに「判断力」の正しさが求められますね。