魅力は伝わっていますか? | 日々考察コラム

2016.09.13

 
 
アップルのスマートフォンの新モデル「iPhone 7」が発表されましたね。おサイフケータイの機能が付いたり、防水仕様になったりと、今までとは違う特徴もあり、気になっているところです。
 
ですが、2016年9月11日発行の日経ヴェリタスによると、「買い替えが一気に進むとは考えにくい」そうで、「魅力不足」と言えそうな発表でもあったようです。
 
新商品を発売するからには、どんな企業であっても、予想した売り上げを達成したり、新しい顧客を獲得したりといった「目的の達成」が不可欠でしょう。
 
そのためには、世間で求められている性能を満たす商品にしたり、市場を納得させ、うならせるほどの新しい機能を搭載したり、といった商品の特徴、つまり魅力が大きいことが条件となるはずです。
 
私たち経営者にとって、「何となく」商品を出すわけにはいきませんね。どんな商品であれ、相手に提供するものであれば、なぜ提供するのか、何を提供し、どう役立ててもらいたいのかなどをアピールし、理解してもらう必要があるでしょう。
 
もし提供価値が伝わらなければ、「魅力不足」と判断されてしまうことも考えられます。iPhone 7について「進化を遂げた」と報道されているようですが、ユーザーにしっかり魅力ある「進化」であると伝わることが重要と言えそうです。
 
ただの「変化」ではないかと顧客に思われてしまっては、顧客のことを考えていないと疑われてしまう原因にもなりかねません。経営者は、お客様を大切にしています、という気持ちが伝わるよう、常に注意する必要がありそうですね。
 

今日の視点
 
新たな「発表」は魅力的か? → 提供価値は正しく伝えられているか? → 単なる「変化」ではなくお客様のための「進化」だと伝えることに注力しよう!