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良い「めぐりあわせ」を引き寄せるには、努力も大事!?

2017年06月08日

【今日の視点】
回復途中のものこそ、競争力にチャンスがあると考えられる → ある理由を肯定するか否定するかで、その後の影響が変化する → 良い経営には、課題とのめぐりあわせも大切!

 

めぐりあわせを大切にすることは、日常生活でも経営上でも、「これから」を考えることのできる非常に重要な時間ではないかと思います。とはいえ、何に関することであれ良いめぐりあわせを引き寄せるには、自分が・自社がいかに成長してきたかに関係するものとも思います。
 
成長の機会も「めぐりあわせ」の一つと考えれば、たとえ「失敗」と言わざると得ない出来事だったとしても、それが「無駄」にはならないよう気をつけることはできそうです。
 
2017年6月4日発行の日経ヴェリタスを読むことでも、「めぐりあわせ」につながる視点を持つことができるかもしれません。例えば「日本企業、BtoBに好機あり」との見出しで、日本企業の「自動運転」に関する技術や、「取締役の改革」に伴う事業モデルの発展などに着目するフィデリティ投信CIOが紹介されています。
 
「今後の日本企業の競争力の焦点と見込んでいるのは、企業間取引(BtoB)の分野」だが、「グローバル競争の激しいBtoBの分野は〜時価総額の回復に時間がかかっている。だからこそチャンスがある、との見立て」のようです。
 
ここで、「時価総額の回復に時間がかかっている」からとBtoB分野に着目せずにいれば、日本企業の好機を見逃すかもしれません。確かにこれから先のことを断言することはできませんが、同じ理由でもそれを肯定するか否定するかで、その後の「めぐりあわせ」に影響することが考えられます。
 
同じ2017年6月4日発行の日経ヴェリタスでは、「『おもてなし』が生産性下げる」とのタイトルで、「『おもてなし』が売り上げに反映されていない」ことに着目した考察もあります。
 
「日本の場合、消費者サイドから見れば実に素晴らしいサービス業だが、裏返していえば」と視点が変わることで、「日本のサービス業の労働生産性は海外比較すると異様に低い」との指摘が生まれています。
 
この場合は、「おもてなし」をすべての立場において良いものだと位置づけてしまえば、改善を検討すべきサービス業の労働生産性の課題との「めぐりあわせ」を期待することは難しいかもしれません。
 
課題とめぐりあうことで、これから先の状態に変化が起こるとすれば、その変化をきっかけにして、サービスの売り手と受け手の双方に肯定的な「おもてなし」が生まれる可能性が増えるのではと思われます。
 
このように「めぐりあわせ」に着目してみると、私たち経営者にとって「視点を広く持つ」「立場を変えて考えてみる」ことなども大切だと気づきます。そして「気づく」ことの大切さも外せませんね。

 


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