工業英検2級対策「OneTWO」をご受講いただいた方からは、ご解答を添削いたしました後、疑問に思われた点があればご質問を受け付けております。
 
その中で実際に当社・円(まどか)コンサルティングがどのようにご回答しているのかを例としてご紹介いたします。
 
「いつも感覚で複数形にしているので、今回の添削でもなぜ単数形にするべきなのかわからなかった」など、これまで曖昧なまま英語の勉強を続けてきた項目に対する詳しく適切な回答が、皆様を「なるほど!」とスッキリした理解に導きます。
 
工業英検対策プランをご検討の皆様、この機会に長年の英語翻訳に対する疑問をすべて解決し、自信を持って試験、そして実務翻訳に臨んでまいりましょう。

冠詞は必要か?

「目的のために」という意味で使う purpose の場合、冠詞は必須なのでしょうか。
私は冠詞をつけなかったのですが、模範解答では the purpose となっています。どう考えればよいのでしょうか。

for the purpose of ~ については、これで一つの熟語として使われておりますので、つけるのが通常です。

また、「安全性を向上させる」という「特定の(the)」目的、と考えることができることからも、定冠詞 the を付けた方が良いでしょう。

定冠詞 the と不定冠詞 a のどちらを使うか?

method に関しては、私は the method としましたが、模範解答は a method でした。
どちらが正しいのでしょうか?

この問題の場合は、the method でも a method でも減点対象とはなりません。

the method と考える場合、RAIDは、「複数のHDDを使う」という「特定の(the)」手法であると考えますが、a method と考える場合、RAIDは、「手法」の一つ(a method)であり、その手法は「複数のHDDを使う」ものであると考えることになります。

S様のご解答もこの部分は減点対象にはしておりませんのでご安心ください。

冠詞の使い方がわからない!

定冠詞と不定冠詞の使い方について教えてください。

基本的に、定冠詞と不定冠詞について、

1. 1度登場した名詞や、世の中に一つしかないものや、特定のもの(当事者間で明白なもの)には、定冠詞を付ける

2. 初めて話題にのぼる可算名詞には不定冠詞を付ける

となっています。

例えば、今回の英訳問題の<解答例>では、冒頭の artificial seawater systems は、この問題文中で初めて話題にのぼる名詞です。また、水族館ごとに、「人工海水システム」がそれぞれ設置されていると考えられ、「世の中に一つしかない」とは考えにくいものです。

よって、artificial seawater systems または、an artificial seawater system となっています。

また、2〜3行目の the artificial seawater は、artificial seawater systems で作られる「その」人工海水なので、the artificial seawater となっています。

辞書にない熟語はどう訳すか?

もし試験で知らない単語が出てきて、辞書で調べても載っていない時は、どうするのが一番良いですか?
また、今回のように訳語が2つ以上考えられる場合、模範解答で使用してある単語が自分が解答したのと違う場合は、大幅に減点されるのでしょうか。

今回の「フッ素樹脂」について、「ビジネス技術実用和英大辞典」を引いてみると確かに載っておりませんが、「フッ素」と調べると、fluorine とあり、例として a fluorine compound フッ素化合物 とあります。

よって fluorine は形容詞的な使い方ができると考えます。

さらに「樹脂」を調べると、ABS resins とありますので、ABS の部分を fluorine で置き換えられると考えられます。

この2つから、「フッ素樹脂」を fluorine resin(s) と訳すことができ、実際に検索してみると、fluorine resin は「フッ素樹脂」と訳されていることもわかります。

言い方が2つ以上ある言葉の場合、どの単語を使っても大きな減点対象なりませんが、今回の「樹脂」は「合成樹脂」、つまり polymer の一つと考えられますので、解答例ではより正確な英訳になるようにresin を採用しております。

英訳するときの注意点は?

英訳問題を解くときには、どんなことに気をつけるべきでしょうか。
何かアドバイスがありましたら教えていただきたいです。

訳し忘れがあると大幅に減点されてしまいますので、解答を書く時間のほかに、必ず「見直し」の時間をとることをお勧めいたします。

解いた後で冷静に見直すことで、スペルの間違いや「三単元の s」の抜け、時制の不一致なども見つけることができますので、余裕を持って解けるよう時間配分を行ってください。

また、英語も「言葉」ですので、問題をたくさん解き、慣れることも必要です。

数多く解く練習をすれば、感覚で分かってくることもありますので、いろいろな問題を解いてみることもお勧めいたします。

ただ、「自己流」の採点では間違いをそのままにしてしまう可能性がありますので、きちんと専門的な視点からつくられた問題を解き続けることが大事です。

工業系の話題の中でもご自分の不得意分野をつくらないよう、ぜひ当添削問題でさまざまな話題に触れるようにし、正確な添削を今後の勉強にご活用ください。